同調圧力は怖い

最終更新: 3月15日


私の勝手な考え方であるが、日本人は農耕民族であったので、同じ時期に同じ行動をしないと生活が成り立たない。


「みんな同じ」で同調することが大前提なので、「出る杭は打たれる」ことになる。


そして島国なので、外部からの違う文化に触れる機会が少なかったので、異端者や異論者と接して受け入れるという経験値が少なかったはずだ。


これが【同調圧力】が生まれやすくなったのだろう。

ムラ社会とは、有力者を中心に古いしきたりにこだわり、よそ者を受け入れない排他的な社会のこと。


その集落での掟や価値観が絶対で、そこから外れる者は村八分にするなどの制裁を与えることこそが【同調圧力】だ。


この【同調圧力】は『暗黙の了解』で無言の圧力なので、反論は許されない。

今となっては、ほとんど意味のない【しきたり】のようなものでも、『これ止めませんか?』という話し合いも行われない。


中身のない形だけの【催し】【儀式】も継続して行われている。


「みんな我慢してやっているのだから、あなたも我慢しなさい」といった変な空気感だ。

言葉ではっきりと伝える話し合いができないのだから、解決は極めて難しい。


波風を立てたくないので、自分の意見を言うのを我慢して、やりたくないことでも【みんながやっているからやらなくてはいけない】といった集団主義の考え方になっていく。

日本の大企業においては、【我慢】を美徳とし、嫌いな仕事を続ける姿を美化する傾向にある。


「個性を大切に」「自由に」といいながら、実は異端、異質、目立つ存在を認めない。

【我慢】とは『嫌なことが起きた場合に、それを嫌なものとしてしぶしぶ受け入れる行為』だ。


その嫌なことに【我慢】しなければ自分自身が生きていけないと考えているので、嫌々ながら、その出来事を受け入れているのだろう。

誰が決めたかわからないような、わけのわからない決まりごとに粛々と【我慢】して従っている。

「なぜそれをするのか?」という問いに対して「みんながそれをしているから」という回答しか返ってこない。


まわりの人たちの反応を読み合った結果として行動をとり合っている。

恐らく、人は理解できないものに対しては脅威を感じると排除する傾向が強くなる。


自分も周囲とは違ったことをすると『排除される。』『嫌われる。』という【恐怖】から、周りに同調して、みんなと同じでいることで【安心】できるのかもしれない。

こういうタイプの人間が増えれば増えるほど、その組織は発展していく力を失っていく。


同調してばかりで、他の新しい意見を取り入れられない集団に成長などあり得ない。

勝ち続ける組織は、違った側面から「こういう見方もあるのでは?」と言う人がいて、「こんなことも言っていい」「本当の気持ちを言って大丈夫だ」といった雰囲気で、その複数の解釈の中から、本当に大事なことを見つけているはずだ。

【同調圧力】は結局、すべての人にとって窮屈になっていき、やがては破滅へと向かっていくだけという“怖い”ものである。

この【同調圧力】によって【忖度】が生まれ、企業不祥事が発生する『守る』『かばう』『隠す』が行われる。


「空気を読む」という意味は?


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