【ユニクロCMに韓国で非難の声】 なぜ?なぜ?なぜ?
最終更新: 2020年1月1日

ユニクロが、人気商品フリースのCMを巡り、韓国で非難を浴びて、同CMの放送を取りやめた。
問題となったCM概要は次の通り。
98歳のアイリス・アプフェルさん(ファッション通としられている米国人)と、13歳のケリス・ロジャースさん(ファッションデザイナー)が共演。
ロジャースさんの『10代の頃はどういう服を着ていたの?』との問いかけに、
アプフェルさんが、
「I can't remember that far back!(そんな前のこと覚えていないわ!)」と答える内容。
だが、韓国語の字幕では、なぜか?
「Gosh! How can I remember something that goes back 80 years?(80年も前のことをどうしたら覚えていられるの?)」
と意訳され、80年前というフレーズが追加されている。
80年前は、日本の朝鮮半島統治の後期に当たり、韓国内では今も当時の日本の統治への憤りが強く、このCMの字幕が一部の韓国国民から猛烈な反発を招いたのだ。
企業活動において慎重に対応すべき時期(現状の日韓関係)にもかかわらず、なぜ?あえて【80年前】という字幕を追加したのか?
日韓の関係悪化により、韓国では日本製品不買運動のターゲットとしてユニクロも集中砲火を浴び続けているのは事実。
不買運動が始まった7月のユニクロの売上は、7割以上減少したとの報道もあった。
「日経ビジネス」(10月14日号)に、ユニクロの柳井正会長のインタビュー記事が掲載され、
『今のままでは、この国は滅びます。』などと、日本社会に対して痛烈な批判を繰り広げている。
そして、記事のごく一部だが、『韓国の人が反日なのは分かる』『韓国にみんなが喧嘩腰なのも異常ですね』『日本人は本来、冷静だったのが全部ヒステリー現象に変わっている』と日韓問題についても語っている。
ユニクロの日本においての出店・退店状況は、好立地で経営収益が望めそうなら出店、利益が出なければ退店ということをやっている。
世界にユニクロの店舗数はおよそ3600店舗で、韓国国内にあるユニクログループの店舗数は186店程度で、世界店舗の5%程度にすぎない。(ソウル市内のユニクロの3店舗も10月に閉鎖して撤退する模様)
ユニクロは儲かるところに出店をし、儲からないところでは撤退するのだから、政治思想とは関係なく、単にビジネスチャンスとして【韓国に商機は見いだせないので撤退】と考えてもおかしくない。
そこで、撤退トリガーのひとつとして、今回のCMの字幕追加は【組織黙認】で行ったのでは?というのは深読みだろうか?
確かに、韓国のユニクロ関係者は、ロイターに対し匿名を条件に「慰安婦など日韓の問題に触れる意図はなかった」と説明しているが、
儲かっているのならば、
あえて
『80年前』
と追加する必要もないだろうし、
問いに対して、
『着ていた服なんて忘れたわ』
とでもすればいい。
『起きた事なんて忘れたわ』
と訳されたのには何らかの意図があるとしか思えない。
ユニクロ 新CMが韓国で放映停止【フリースYouTube動画あり】