「木を見て森を見ず」とは?


Facebookのマーク・ザッカーバーグ氏が2017年5月25日、自らは中退したハーバード大学の卒業式スピーチを行った際に引用したエピソード。

アメリカ第35代大統領のジョン・F・ケネディが、NASA宇宙センターを訪れた時に、ほうきを手にした管理人に「何をしているのですか?」と尋ねた。

すると彼は

「人類を月に送る手伝いをしています」

と答えたという。

つまりこの管理人は、自分の所属する組織が果たすべき役割(ミッション)をしっかりと理解した上で日々の業務に励んでいたのだ。

このようなミッション意識を持つか持たないかで、同じ業務でも得られる充実感や成果が違ってくるのではないだろうか?

若かりし頃の話。

ある勉強会で「なぜミッションやビジョンは形にする必要があるのですか?」と講師から質問された。

「『何のために』という意味がなければ私は、頑張ることはできない。そして『何処に向かって』という方向性がなければ、頑張れない。『何のために』頑張るかを明らかにするために【ミッション】が必要であり、『何処に向かって』頑張るかを明らかにするために【ビジョン】が必要です。」と私は回答した。

我ながら素晴らしい回答!と自己満足していたら、講師の先生が

「様々な人や本によって定義はマチマチですが、

『ミッション=存在意義』

『ビジョン=未来の姿』

で説明すると理解しやすいです。」

と教えてくれた。

更にその講師は

「どんな会社であろうと、どんな組織であろうと、必要不可欠なものが3つあります。

① お客様に喜んで頂くこと

② 働く人に幸せになってもらうこと

③ 社会のお役に立つこと

それを実現するために、行動指針や行動規範が必要となります。

『大切にしたい』『大切にしなければならない』という共通の価値観がバリューです。」

と付け加えた。

この教えによって、私なりに整理したものが次の通りです。

目的=『達成すべき使命』

目標=『その目的を達成するために経営資源を投入する的』

戦略=『達成したい目的を叶えるために自社(自分)がもっている様々な資源を何に投入するのかを選ぶこと』

戦術=『戦略を実行するための具体的なプラン』

この考え方の整理は、今仕事をするにあたってとても役立っている。

企業経営者と対峙する際に自社の【ミッション】【ビジョン】【バリュー】を簡潔に分かりやすく短時間で説明できない経営者が意外に多いことに驚く。

まず、その企業は、成長が止まっているといって過言でない。

自分がやっている業務を「なぜ?やっているのか、目的は?ゴールは?」と問いただして欲しい。

【木を見て森を見ず】という意味が理解でき、「問題の本質」に気が付くはず。


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