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間違いだらけの”働き方改革“への取組(その2)

更新日:2022年2月2日


ホリエモンは著書『多動力』の中でも「電話かけてくる人間とは仕事をするな」と書いているほどのアンチ電話論者だ。心底賛同する。

私は【いきなり電話撲滅主義者】である。電話が大嫌いだ。

ビジネスコミュニケーションにおいて、お互い同時間に行う同期通信でなければ意図が伝わらないことがあるだろうか?

電話をかける側は、その時間に相手から何かの回答が欲しいのだろう。

しかし相手にとっては、同時間に回答しなければならないという義務もない。自己中心的な言動そのものだ。

「メール送りましたので見てください。」「書類に不備があったので送り返します。」といった内容で電話を鳴らしてくる大バカ者がいる。

<会社勤務時代のエピソード1>

私の席の固定電話に内線電話(外線と内線は着信音が違う)が鳴った。

相手「●●さんに電話したのですが、電話中だったので、恐縮ですが至急折り返し電話するように伝えてください。」

小生「●●さんにメールされたらいかがですか?」

相手「はぁ?急ぎなんですよ。」

社内でさえ、こんなやりとりは日常化しているので、社外との対応も同じだ。

営業マンも「何かあったら電話ください」というスタイルを繰り返しているので、四六時中電話している。

<会社勤務時代のエピソード2>

代理店からの電話が多いのが問題だというテーマの会議。

課長「電話が多いのが業務の阻害要因だ。まず、どこの代理店の誰の電話が多いのか?調査しよう。」

係長「期間を決めて各自【電話件数把握シート】に記録していってください。」

課長「調査結果がでて問題あり代理店に対して『電話減らすように』お願いに行こう!」

係長「代理店のレベルアップですね。同時に勉強会開催もお願いしましょう!」

会議は予定時間をオーバーしてランチタイムになって終了。

執務室に戻った課長が携帯電話で

「すみません。会議中だったもので電話にでられませんでした。用件は?なるほど。お調べして後程電話します。」

(呆れる(笑))

一日の中には必ず細かい隙間時間が発生する。その隙間時間を利用して、メール・LINE・Messengerなどの非同時通信によって仕事を進めることができる。

電話だと作業を止めて、その都度対応しなければいけない。

電話をかけるという行為は、相手への配慮を一切無視したもので「時間泥棒」「電話は時間のレイプ」「百害あって一利なし」だ。

スケジューリングなどの機械的な連絡に電話する必要はない。

「電話はダメ」というマニュアル化しろと言っているのではない。

緊急の時は電話が良いし、相手の感情を知るためには電話のほうが良いだろう。

メールやSNSといった一方通行のコミュニケーションは、相手がどのように思っているか?ニュアンスが上手く伝わらないこともある。

コミュニケーションツールが多様化した今だからこそ、ビジネスパーソンにもっとも求められているのは、相手の立場に立って考え、ツールを使い分けるスキルだ。

ビジネスマナーを教える立場である上司が、SNSの利便性を理解して、その時にあった最適なツールを部下に教えられるようになることが求められている。

相手に「電話をやめて欲しい」と思うのなら、自分が絶対に【いきなり電話】をしないことが第一歩。

この【いきなり電話撲滅運動】は【働き方改革】の具体的で、即実践できる施策である。

電話至上主義者の人に対しては、電話がかかってきても絶対にでない。

即SMSなどで「今会議中。用件は?」と【しつけ】する必要はある。



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