なぜ?日本型経営は息苦しいのか?


日本企業に勤める個人を見ると、仕事には全力を尽くしているのだが、上司や周りに配慮しすぎて言うべき意見を言わずに、やるべきことを遠慮してしまって、自分が持っている力を十分に発揮できていない。

古くからある会社のやり方に合わせて、小さな枠の中で仕事をしているようにしか感じられない。

日本は【技術イノベーション】は決して他国に劣っているとは思わないが、【ビジネスイノベーション】では大きく劣っているように感じる。

【ビジネスイノベーション】が他国と比べて劣っている理由は何だろうか?

『新しい発想』『クリエイティビティ』が必要であるが、この部分が他国に劣っている訳ではないのだが、特に大企業において、この革新的な発想が【どこかで潰される】という現実だろう。

日本型経営は【減点主義】と言われる。

サラリーマンにとって、ある程度満足できる【会社人生の目標=部長・支店長到達】とすると、お勉強ができる頭脳明晰な人は【失敗しないためにどうするか?】【上司に嫌われないためにどうするか?】を考え実行すれば【この目標達成】は、難しくないだろう。

【失敗しないため】には、どれだけリスクをとらないか?ということである。

イノベーションを起こすということは、新しいことをやってみることなので、当然リスクが発生する。

従来の経験では想定できないリスクが発生する可能性もあるので【減点主義】がはびこっている会社においては、誰しもリスクをとりたがらないだろう。

この「日本型企業の仕組み」を十分理解していない若い社員が、大胆な発想し新しい企画提案をしたとする。

その場合、係長―課長―次長、そして部長という何段階ものレビューを経ないといけない。

部長に辿り着く前に、「時期尚早」とか「マーケット調査不足」といった理由などで企画は潰されることが多い。

これは、レビューを通すということは、通した人間も、ともにリスクを負うことを意味するからだ。

また「他社はやっているのか?」という発言の【横並び志向】が多いのも日本型経営の特徴だ。

他社がやっていないのなら、自社が市場で初めてになるので、チャレンジすべきと思うが、上司の決定は「他社もやっていないのだから、もう少し様子をみよう!」になるのでイノベーションは生まれない。

失敗しないという観点から【投資効果の考えすぎ】という問題もある。新しいビジネスを短期的な投資効果で見ると、既存ビジネスに見劣りする。「やっぱり、やめたほうがいいな」という尺度になってしまう。

こんな状態が続いている日本型経営大企業で、イノベーションが生まれないのがお分かり頂けると思う。

ダーウィンの「種の起源」より

生き残る種とは、最も強いものではない。最も知的なものでもない。それは、変化に最もよく適応したものである。


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