「間」を大切にしましょう


私は「間」というものを大切にしている。

時間がぎっしりと詰まればせわしないし、空間が高密度になれば息苦しいし、世間のつきあいもベッタリになれば気詰まりしてしまう。時間、空間、世間すべての面で「間をとる」「間をおく」「間を配る」ことが日常の心やさしい作法のはずである。

しかしながら、世間にはこの「間」がまったくわからない人は意外に多い。

その人たちの共通点は、すべて自分のペースだけで物事を進めていることであり、他人の時間は関係ないのだ。「間」は存在していない。

私はこの種の人々に接すると「イラッ」としてしまうので、最近は「一拍置く」という「間」を作り出すことによって「平常心」を取り戻すようにしている。

また「味がある」「味がでている」などの人や物事に対して「味」がプラスされると、その意味は基本的に賞賛である。

逆に「味気ない」など「味」がマイナスされるとネガティブになってしまう。

「味」とは、そのもの自体の面白味であり、替え難い個性なのである。

昨今、政治家が常識では考えられないような人の心を逆なでし傷つける【失言】し謝罪するというお粗末な出来事が立て続けに起きている。

たいていの【失言】は、講演会など自身の支持者に囲まれた場で発せられている。

聴衆の「ウケ狙い」で、公の場では言えない裏話やきわどい意見を、誇張や脚色を交えて披露している。

基本的に悪気はない「サービス精神」かもしれないが、マイナスの「味」にしかなっていないので、聴衆の【冷笑】を誘うだけ。そして政治家本人が「失言だった」と気が付くまでにタイムラグあるので質が悪い。

人は心にもないことを口にすることはまずない。普段思っていることが、気持ちが高ぶったり、気が緩んだりすると表に出てしまうのだ。特にお酒が入ると気が強くなって発言も過激になり、つい「本音」を喋ってしまいがちだ。

私たちの日常でも、やはり全く悪気はないのに、たった一言の失言で相手からの信用を失ったり、誰かを傷つけてしまったりすることはよくある。質問されて「間」をおかずに答えようとして、真っ先に頭に浮かんだ言葉をつい言ってしまっているのかもしれない。

こんな場合も「一拍置く」ことで感情的にならず、数秒の「間」を取るか取らないかで、失言率は大幅に下がるはずだ。

この「間」をとって回答する姿は、相手には余裕をもっていて、自信を印象づけ、ゆっくりわかりやすくしっかり伝えるほう「味がある」はずだ。

「戦争で取り返す、、、」発言した国会議員は、「【魔】が差した」と言い訳もできない【間抜け】。


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