私の生活の一部と言っても過言では「Rock」。
Rock小僧がただ単にオッサンになっただけである。
朝目覚めて最初の作業は、リモコンでオーディオON。
出社の準備をしながらRockでテンションアップ!
通勤中はiPhoneでR&B聴きながらダンシング&ウォーキング。
(不思議とモーゼの十戒のように他人が避けていき、私の前の道は開ける(笑))
料理しながらFunkを聴き、食事しながらClub Jazz、寝る時はJazz。
日本だけであるが本日は「Rockの日」。
今回は、ちょっと珍しいRockミュージシャン等の四方山話を。
1.『ボウイ債』をご存知ですか?
小学校5年生の時、洋楽好きになった私の最初のアイドルは「David Bowie」である。
当時は中性的で派手なファッションでグラムロックというジャンルが流行していた。
このグラムロックの旗手として有名になり、後継のアーティストにも多大な影響を与えた。
2000年には「最も影響力のあるアーティスト」に選ばれた。
日本の歌舞伎に影響を受けたと公言し、俳優として映画「戦場のメリークリスマス」に出演するなど、日本との接点も多かった。
音楽やファッションで新境地を開いただけでなく、金融面でも先駆者であったことを、ご存知だろうか?
1997年当時、9億1,700万ドルもの推定資産を持ち「世界で最も価値のあるミュージシャン」だったボウイは、楽曲のロイヤルティを証券化した初めてのアーティストとなった。
『ボウイ債』とは、ボウイが1997年に発行した債券(正確には資産担保証券(ABS))。
1990年以前に録音された自らの楽曲(278曲、アルバム25枚)の著作権が生み出す利益と、将来ライブで稼ぐ金を担保にして発行した。
ムーディーズからA3の長期信用格付けを受け、アメリカの保険会社プルデンシャル・ファイナンシャルが一括して全ての債券(総額5,500万USドル)を買い取った。
(その後、音楽業界の不振により、ムーディーズは2004年5月、格付けをBaa3に下げている。)
この後、ジェームス・ブラウンその他のミュージシャンが、同様の債券を発行した。
これらの債券は、ボウイ債を手がけたデヴィッド・プルマンの名を採り「プルマン債」(Pullman Bonds)とも呼ばれる。
知的財産権の証券化や、ポップミュージックや映画などのアート&エンターテインメント産業の新たな資金調達方法の、先駆け(または象徴)となった。
2.ヘビメタバンドの航空機リース会社?
世界的に有名なヘビメタバンド「アイアン・メイデン」のリードボーカル、ブルース・ディッキンソンが2012年に立ち上げた、航空機のリース会社「Cardiff Aviaion(カーディフ・アビエーション)社」。
同社は業界でも評判が高く、ディッキンソンは2013年に開催されたルフトハンザ航空の50周年記念行事で、基調演説を行ったほど注目されている。
同社は、サウスウェールズを拠点に航空機のリースや機体整備、パイロットの育成などを行っている。
英国空軍の元整備施設をそのまま利用しているため、設備の広さと機能性は申し分ない。
ビジネスも順調で数年以内に航空機を10機ほど増やす予定だと。
さらに、航空機、機体整備、パイロットをまとめてリースする形態をスタートさせる計画が進行中。
アイアン・メイデンの一員として世界をツアーで巡るディッキンソンは市場の動向をいち早く察知している。
そして彼は、「アジアや中東は、これから航空機のニーズが高まるだろう」と予測しており、規制緩和が行われている日本の航空業界に乗り込んでくる日もそう遠くないかもしれない。
ディッキンソンはインタヴューで、「ビジネスの基本は人々のニーズに答えることだ。
それ以上でもそれ以下でもない。この基本的な事実を認識する必要がある」と語っている。
3.ガガ様の東日本大震災復興支援
2011年3月11日に発生した東日本大震災に対し、ガガ様ことLADY GAGAは即座に「WE PRAY FOR JAPAN 日本の為に祈りを」とデザインしたブレスレットを作成し販売。
「収益はすべて日本に寄付する。モンスターたちよろしく」と自身のツイッターでコメント。
ブレスレットは2週間で1億2000万円以上売り上げ、全額寄付された。
さらにチャリティー以外で個人的にも1億2000万円寄付。
多くの海外スターが来日をキャンセルする中、2011年6月21日ガガ様は4回目の来日。
「放射能は怖くないのか?」という質問に「平気よ。世界のみんなに日本という美しい国を見てほしいわ」と語った。
ガガ様は10日間の滞在で多くのメディアに出演し、記者会見では自身の手書きで「日本の為に祈りを」と書かれたティーカップに口紅の跡を付け、オークションに出品した。
売り上げは全額震災の寄付に充てられた。
余談ではあるが、ガガ様と私の誕生日は同じである(笑)
4.ストーンズの前座はオバマ大統領?
2016年3月20日オバマ大統領が、米大統領としては実に88年 ぶりにキューバを訪問。
冷戦時代の対立から一転、54年ぶりにアメリカとの国交が回復した。
その後3月25日、キューバの首都ハバナにある屋外スポーツ複合施設にて約120万人にもおよぶ大観衆を前にローリング・ストーンズのフリー・コンサートが開催された。
ストーンズのキューバ公演は、両国の新たな時代の幕開けで、奇しくもその直前となったオバマ大統領のキューバ訪問は、「ストーンズの前座」と言われた。
反政権的で異分子的な音楽であるロックやポップミュージックを長年にわたって禁止してきたキューバにとってまさしく歴史的なライヴとなった。
「ジャンピン・ジャック・フラッシュ」で幕を開け、全18曲、約2時間におよぶパフォーマンスを披露。
「ハバナ・ムーン ストーンズ・ライヴ・イン・キューバ2016」は映画化され2016年9月23日(金)に全世界1000館以上の劇場にて一夜限りのプレミア上映された。
ストーンズの音楽が キューバの歴史を変えた瞬間だ。
(当然の事ながら私もこの日は劇場で興奮しまくっていた。)
5.私がお気に入りの「Rock名言」
世の中には、“こうでなきゃいけない” っていう事はないんだ (by Johnny Rotten)
概念的に言って、ロックンロールより優れたものはない (by John Lennon)
音に打ちのめされて傷付くものはいない (by Bob Marley)
音楽はいつだって世界中の人々の心に訴える、最も強力な言語の1つだ (by Jimmy Page)
学校よりも、3分間のレコードから多くのことを学んだ (by Bruce Springsteen)
“It’s only Rock’n Roll,but I like it “