この「~大企業で働いて学んだこと~」シリーズは、この(その10)で一旦総括とする。
まだまだ数多くの不思議案件はあるが、ポイントを纏めておきたい。
私は、多くの人に「貴方の大きな失敗は、この会社に入った事」と言われる。
確かに自分自身もこのお堅い体質の優等生軍団の中では完全に浮いていると思っている。
「これもやっただろ?あれもやっただろ?俺の仕事を正当に評価してくれ!」と叫んだところで誰も興味もないし関心もない。
「こんな会社辞めてやる!」と声高に叫んだ時には、全員喜んで賛同してくれて「待ってました!」という感じで「強制的な円満退社」に導いてくれた。(笑)
しかしながら、今の自分があるのは、この会社での経験があったからであって、この会社に感謝しているのは本心である。
この大企業での数多くの経験は、とても貴重なもので、自分のビジネス思考のベース作りをしてくれたのは間違いない。自分の考え方は次ポイントに整理された。
1.固定観念・既成概念はイノベーションの大きな壁 ⇒ 先入観は可能を不可能にするだけ
2.人は他人の人物像を勝手に作りあげるもの ⇒ 話を聞いて自分自身の感覚に従って付き合う
3.『仕事や問題は与えられるもの』 ⇒ 『仕事は自ら見つけるもの』
4.『規則は守る』 ⇒ 『規則は変える』
5.リスクは『最小化すべし』で可能な限り避ける ⇒ リスクは『あって当然』
6.モチベーションは【金・数字・地位】 ⇒ 【面白くて世の中の役に立つ事】
7.机上の空論がベース ⇒ アクションがベース
8.大人の対応は『見ざる聞かざる言わざる』 ⇒ 思った事は言う!但し相手の意見も聞く!
9.本音を言い合うのは飲み会の席上 ⇒ お酒は不要!素面で語り合う!
10. 上司第一主義と供給者目線が重要 ⇒ 顧客第一主義と顧客目線が当然
社内ニートとなってしまったら、全てを客観的に見れる立場になるので、ますます大企業の不思議さが見えてくる。
書きたいことは、まだ数えきれないくらいあるが、大企業にしがみついている社畜の人々にエールを贈ろう!
『体に気を付けて馬車馬のように働いてください』
こんな組織の人々に【何言っても無駄】これが大企業で働いて学んだ最大のポイントでした(笑)