大企業で働いて学んだこと(その2)

最終更新: 1月2日



企業内で行われている会議は様々であるが、そもそも、その会議の【目的】【論点】【ゴール】を、参加者も主催者も理解していなくて『ずっとやってきたから』とか『開催しろと言われたから』といった下らない理由で、時間の浪費としか思えない会議が散見される。


実際には「こんな無駄な会議・・・」「どうせ、また上司のマスターベーションだろ」「意味ねぇ」など愚痴をこぼしながらも【参加することに意義がある】と多くの人が自分に言い聞かせて、時が過ぎるのを待っているのだろう。

場合によっては、午後半日や終日といった超長時間会議が強いられているケースもある。

私は自分を納得させる為に、最低限【今日の会議はどれに相当するのか?】を自分なりに考えた上で会議への出席の可否を決めていた。


私が経験した会議の種類としては、大きく以下の会議に分類される。

(1) 指示命令会議 →リーダーが、指示命令をする会議。基本的に下の意見は聞かない。


(2) 連絡型会議 →仕事の進捗や結果等、重要事項について情報を共有する。 場合によっては、上司が部下に対して進捗度合いなどを詰め寄るケースもある。


(3) 問題発見・解決会議 →問題が発生した場合など緊急に招集され問題解決を目指すもの。


(4) 意思決定型会議 →リーダーが意思決定を行う上で多くの意見聴取し、最終的な意思決定を行う。


(5) ブレスト型会議 →良いアイディアを創出する会議。

『大本営発表』は(1)の指示命令会議で行われる。


【年度方針・目標】【中長期計画】等がそれにあたる。


この会議は事前に資料が配布され、主旨は読めば概ね把握できる。

会議でのリーダーの説明には具体策は無く抽象的で観念的なものばかりである。


参加したところで時間の浪費なのだが、参加しなければ迫害される会議である。

私は、この会議を【時間有効活用の為に内職時間】と位置付けてきた。


ただ、この会議には『学級委員』的なお目付け役やスパイが多くいるので、スマホでのネット検索等は注意を要する。

ビジネスプランの考案時間として頭の整理時間に充てるのが賢明である。

(2)の連絡型会議は、各部門の定例会議というパターンが多い。


『開催しなければいけない』という強迫概念から行われているようで、マンネリ化していて生産性はゼロに近いものである。


この会議は【協調性】を失わない程度で、何かの理由をつけて欠席するのが賢明。リーダーが全員に徹底しなければいけない項目は、メール等で再徹底されるので会議に出席しなくても確認は可能であるから。

(3)の問題発見・解決会議は、『目の前の問題を解決すること』で『問題の本質(そもそも論)』を論じる必要はない。


上司の【立場・保身】という大命題のもとに、如何に責任を転嫁し、原因は防ぎようが無いものであったという根拠を見つけることがポイントである。

営業推進部門で勤務していた時には(4)の意思決定型会議と(5)のブレスト型会議は開催されていたが、営業部門では皆無と言っていいだろう。


『大本営発表』に従うことが全てなので各部門での意思決定は必要ない。


そして、【マーケティング】という単語すらも聞いたことがないので、ブレスト型会議等開催されるはずがない。

従って私が属した大企業で開催される会議は(1)~(3)であったが、(1)(2)の種類の会議には可能な限り理由をつけて出席しないようになっていった。


(3)は声がかかったら喜んで参加した。それは、そこで蠢く人間模様と【忖度】を客観的に見ることができたからであって、会議主催者が考える目的とは大きく違っていた(笑)

会議に出席しなかった事で会社生活において困った事はない。社内レターやメールを確認すれば用は足りる。従って【企業内解雇】状態の方が、客観的に良し悪しを判断できる。

私なりの結論は『大企業において現状のやり方では【必要な会議は存在していない】』である。


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